チョコレート

バレンタインデーがある2月は、チョコレートの売上が急激に伸びるそうです。

女性が想いを寄せる男性へ贈る”本命チョコ”だけでなく、友人へ贈る”友チョコ”や職場で配る”義理チョコ”、自分のための”ご褒美チョコ”なんてものもあったりして、何かとチョコレートが話題になりますね。

江戸時代にオランダから伝わって以降、チョコレートは日本でも嗜好品として広まりましたが、起源をたどっていくと、チョコレートはもともとは滋養強壮のための薬として扱われていたそうです。

美味しいだけでなく健康にも良いのであれば、チョコ好きな方にとっては嬉しいかぎりですね。

現在では研究も進み、チョコレートを摂取することで実際に様々な効果が得られる可能性があることが明らかになっています。

チョコレートの健康効果

チョコレート

チョコレートがなぜ健康に良いのかというと、その秘密は主原料のカカオマスに含まれるカカオポリフェノールにあるようです。

ちなみにポリフェノールは自然界のほとんどの植物に存在し、強い抗酸化作用を持つ物質として知られています。

 

愛知学院大学とMeijiが共同で行った研究によれば、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量食べることで、次のような効果が確認できたそうです。

血圧低下
善玉コレステロールの増加
動脈硬化のリスク低下
BDNFの上昇

カカオポリフェノールには抗炎症作用があるとされています。

血圧の上昇は血管壁が炎症などによって狭くなっている場合に起こりますが、カカオポリフェノールが炎症を抑えることで血管が広がり、血圧が低下するわけです。

特に高血圧の人ほど低下量が大きいことが研究で実証されています。

 

健康を維持するうえで、HDL(善玉)コレステロールを増やすことも重要です。

増えすぎたLDL(悪玉)コレステロールは血管壁に蓄積し動脈硬化を促進してしまうので、それらを回収する働きがあるHDLコレステロールが必要不可欠なのです。

チョコレートで善玉コレステロールを増やせるというのは驚きですよね。

 

また、カカオポリフェノールの抗酸化作用も動脈硬化を予防するうえで効果があるようです。

血管壁に蓄積したLDLコレステロールが活性酸素によって酸化すると血栓ができる要因になりますが、このとき、カカオポリフェノールがLDLコレステロールの酸化を抑制してくれるそうです。

 

チョコレート摂取での上昇が認められたBDNF(脳由来神経栄養因子)は、脳細胞の発生、成長、維持、再生を促すたんぱく質で、認知症予防のカギともいわれる物質です。

加齢によって減少していきますが、抗酸化物質の摂取や運動で補えることがわかっています。

 

これら以外にも、チョコレートを摂取することでセロトニンが分泌され気分が上がる脳血流量が増え脳が活性化する、食物繊維によって便秘が解消される、テオブロミンによる咳止め効果があるなど、様々な健康効果が指摘されています。

チョコレートの注意点

チョコレート

チョコレートは、もともとは唐辛子などを入れたスパイシーな飲み物だったようですが、世界へ広まっていく過程で唐辛子の代わりに砂糖を入れ、さらに固形にしたことで、現在のようなお菓子になったそうです。

 

甘くて美味しいうえに、セロトニンの分泌で気分も良くなってしまうチョコレートですが、砂糖をたくさん使用していますし、カフェインも含まれていますからやはり食べすぎには注意が必要でしょう。“チョコレート中毒”や”チョコレート依存症”なんて言葉もあるくらいです。

 

また、カカオ70%以上など高カカオチョコレートはカカオポリフェノールを多く含むため健康効果も高いですが、カカオを多く使っている分、脂質やカロリーも多いそうです。

 

厚生労働省が公開している情報によれば、高カカオチョコレートは普通のチョコレートに比べ、脂質が1.2〜1.5倍、カフェインが2.3〜4.0倍多く含まれていることがわかったそうです。

高カカオチョコレートの場合は、特に摂取量に注意したいですね。

ちなみに厚労省と農水省が共同で策定した「食事バランスガイド」によれば、菓子・嗜好品の1日の目安量は200kcal以内を推奨しています。

健康を考えるうえでの摂取方法としては、カカオ70%以上のチョコレートを1日25g程度、数回に分けて少しずつ、血中ポリフェノール濃度を安定させつつ食べるのが理想的なようです(※ポリフェノールは体内に留まりにくい性質であるため)。

美味しいだけでなく様々な効果を期待できるチョコレート。

食べすぎには注意しつつ嗜んでいきたいですね。

 

エミタス整体