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野球肘を早期に改善するために知っておきたいこと

野球肘の症状に悩まされていませんか。

野球ボール

 

 

野球やソフトボールなど、ボールを投げることにより起こる肘の痛みが伴う運動障害です。

野球は日本ではとてもメジャーなスポーツです。プロ野球選手になるのを夢見る小・中学生たちが野球に注ぐ情熱は凄まじいものですが、それ故に、「野球肘」と呼ばれるスポーツ障害に陥ってしまう危険性もあります。

 

 

 

野球肘の症状

野球肘とは、その名の通り野球をしている方によく見られる症状です。特に小学生や中学生といった少年期の子供が発症するケースが多く、その場合は”リトルリーガー肘”と呼ばれることもあります。

 

自覚症状としては、肘の痛みが中心となります。初期段階では投球時のみに肘が痛くなり、安静時には倦怠感がある程度ですが、進行すると肘が曲げづらいなど可動域が制限される場合もあります。

 

また、野球肘には、「内側型」「外側型」「後方型」と呼ばれる3つのタイプが存在し、それぞれによって痛む箇所が異なります。

 

▼内側型
上腕内側の出っ張った骨を押しながら投球動作をしてみて痛みを感じた場合は、この”内側型”と呼ばれるタイプである可能性が高いです。

 

疾患名としては「内側側副靭帯損傷」や「上腕骨内側上顆炎」などがあり、野球肘では最も多いケースとなっています。

 

少年野球では約20%の選手が発症しているというデータもあります。

 

▼外側型
肘を曲げた状態で上腕骨の外側部を指で圧迫し痛みがでた場合は、野球肘のなかでも”外側型”と呼ばれるタイプです。

 

ちなみにこの外側型は、内側型に比べ発症頻度は極めて少なくなっています。疾患名としては「上腕骨小頭離断性骨軟骨炎」や「離断性骨軟骨炎」と診断されます。

 

▼後方型
肘を90度程度に軽く曲げた状態で肘頭部を押し、圧をかけて痛みが生じる場合は”後方型”です。

 

高校生や大学生などが発症するケースが比較的に多く、疾患名では「肘頭骨端炎」と称されています。

 

 

 

野球肘となる原因

野球肘を発症する主な原因は、野球やソフトボールなどのスポーツで、ボールを投げるスローイング動作を過度に繰り返すこと(オーバーユース)にあります。

 

いわゆる投球練習と呼ばれるものです。少しだけなら問題ないのですが、毎日長時間続けたり、投球数が極めて多いと、筋肉ストレスが引き金となって野球肘を発症する場合があるということです。

 

また、誤った投球フォームなど、不安定な姿勢で投球を続けたことが原因となるケースもあります。

 

一言に投球といっても、実際にボールを手からリリースし投球を終えるまでの動作は意外に複雑で、肘も相応のストレスを強いられます。

 

ちなみに投球の動作には5つの段階があり、そのうち肘に最も負荷がかかるのは以下のフェーズであるとされています。

 

・アーリーコッキング期(腕を後ろに引き前足を上げる)
・レイトコッキング期(前足が着地し投球する肩が最大外旋に)
・アクセラレーション期(肩・腕を前へ振りボールを投げる)

 

これらのフェーズの際にフォームが間違っていると肩を酷使することになり、その結果、肩で動作しきれなくなった分を肘が無理に補うこととなるのです。

 

このように、過度な投球練習や誤った投球フォームを続けてしまうことが野球肘を発症する引き金となるわけですが、その痛みが発生するメカニズムはそれぞれの箇所によって異なっています。

 

▼内側型
ボールをリリースする際に、肘は手首を曲げるための筋肉に引っ張られ、さらに手首が内側へ入ることで外側へひねられます。

 

内側型の野球肘は、これら2つの負荷が過度に繰り返され筋肉が疲労することで発症すると考えられています。

 

▼外側型
野球肘の外側型の場合は、投球時に肘が外側へひねられる力によって肘関節の骨同士が接触し、上腕骨下部周辺の軟骨が剥がれたり、損傷することによって痛みが生じるとされています。

 

▼後方型
後方型では、投球直後の肘関節が伸ばされた状態で、肘関節の骨同士が接触し合うことが痛みの原因であるとされています。

 

後方型自体は極めて稀ですが、骨同士がぶつかることから疲労骨折にまで至るケースもあります。

 

痛む箇所が内側型・外側型・後方型のいずれであったとしても、野球肘を発症する原因はやはり共通で、常日頃からの肩や肘の酷使にあるといっていいでしょう。そして常日頃というのには普段の生活も含まれます。

 

野球肘という名称からして、野球をしている時だけのものと思われがちですが、私たちは毎日、肘をいろいろな場面で使っています。

 

直接でなくとも、例えば手の指を動かすだけでも肘にかけての筋肉を刺激しているのです。

 

細かい作業を長時間続けたり、重い荷物を大量に持ち運んだりして手・肘・肩を酷使すれば、それはやはり野球肘の発症につながる可能性もあります。

 

 

 

野球肘のよくある誤解

野球肘を発症したときに、症状の効果的な改善方法として一般的にイメージしがちなのが、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどではないでしょうか。

 

これらは、予防としては効果的な場合もありますが、野球肘の発症後は、むしろ症状を悪化させてしまう要因にもなりかねません。

 

筋トレは、極度に緊張し硬くなっている筋肉に負荷をかけ、さらに緊張させてしまいますし、ストレッチやマッサージも、患部をより刺激し痛みを増大させてしまう危険性があります。

 

 

野球肘にこれらが効果的であるという先入観は誤りです。

 

 

また、野球肘は外傷がなくても発症するスポーツ障害で、見た目的にはどんな状態か判別しづらいですから、例えば周囲が以下のように誤解してしまうことがあります。

 

・本人は「肘が痛い」と言うがそれほど問題はなさそう

・家では痛まないようだから一時的なものだと思う

・練習をさぼりたいだけなのでは?

 

結局のところ、野球肘の痛みや辛さは本人にしかわからず、周囲が簡単に判断できるものではありません。

 

さらに、その本人すらも、症状を甘く見て我慢しながら放置してしまう場合があります。しかし野球肘を放置し続けると、後々になって後悔することになるかもしれません。

 

 

野球肘を治療しないまま放置すると

野球肘で多く見られるのが、練習中はいつも肘が痛むものの、安静にしていればその痛みが治まるというケースです。

 

そのため、「大したことない」などと判断し、治療しないまま放置されてしまう場合も多くあります。

 

しかし野球肘を放置し肘関節の障害が進行すると、「変形性肘関節症」にまで悪化してしまう可能性があります。

 

変形性肘関節症になると神経に麻痺が生じ、手に力が入りにくくなったり、しびれが発生する場合もあり、練習中だけでなく日常生活にまで支障を来すようになります。

 

野球肘は、パフォーマンスが低下するだけでなく、将来的に選手生命にまで関わる重大な事態を招く可能性があるので、まさに早期発見・早期治療が望ましいスポーツ障害であるといえます。

 

野球などのスポーツをしていて肘が痛む方、あるいは本人が肘を気にしている様子が垣間見られたら、ぜひお早めにエミタス整体までご相談ください。

 

 

 

野球肘の治療に関する注意点

野球肘については、治療を行い症状が改善しても、例えばその後も誤ったフォームで投球を続ければ、また野球肘を再発してしまう可能性があります。

 

もし野球肘の原因が投球フォームにあったのなら、やはりまず投球フォーム自体の改善が必要になるでしょう。

 

また、自律神経は日常の生活習慣とも密接に関係しています。治療の効果を上げるためにも、常日頃から食事の栄養バランスに気を配ったり、規則正しい生活を送ることが大切であるといえます。

 

 

 

エミタス整体での治療方法

エミタス整体では、本来人間が持つ恒常性維持機能(ホメオスタシス)、自己再生機能、自己防衛機能の3つの機能を正常に働かせ、自然治癒力によって症状を改善するという理論に基づき治療を行います。

 

整体のイメージとしてよくあるような痛い施術は決して行わず、常に身体に優しい治療を心がけておりますのでぜひご安心ください。

 

自然治癒力を高めるためには、患部はもちろん、全身のストレスを除去し、自律神経のバランスを正常に戻す必要があります。

 

そのための施術でより効果を高めるうえでも、治療の際は患者さんがリラックスできるよう配慮いたします。

 

また、ストレスは肉体的なものだけではありません。意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、精神的ストレスも症状を悪化させる要因になります。

 

精神的ストレスが強いと自律神経がバランスを崩し、その結果、自然治癒力が低下し症状が改善しなくなるというわけです。

 

 

確かな施術とメンタルケア双方で患者さんの自然治癒力を高め、野球肘などスポーツ障害の症状を根本から確実に改善していきます。

エミタス整体では筋肉にある感覚受容器に「特殊な働きかけ」をすることで自律神経を整え、過緊張を起こしている筋肉を緩めていきます。

関節のズレが整い、更に筋肉が緩むことで痛みを軽減させていきます。

また、固まっている場所の動きがスムーズになり、望ましくない姿勢や動作も修正することができます。