梅雨の時期

今年の春もいよいよ終盤に近づいてきました。夏を目前に控えたこの時期は、梅雨入りの時期でもあります。梅雨といえば、ジメジメとしたイメージで、何となく憂鬱ですよね。気分の問題だけでなく、梅雨時は様々な体調不良も起こりやすい時期です。

気象庁のデータによれば、梅雨入りは、平年で沖縄の5月9日頃から始まり、東北北部の6月14日頃までとなっています。

これから始まる梅雨では、どのような体調不良が起こりやすくなっているのでしょうか。症状が起こる原因や対策方法も合わせてまとめてみました。

梅雨で起こりやすい体調不良

体がだるい女性

梅雨に起こる体調不良は、気象病の一種とされています。気象病とは、気象の変化によって起こる疾患の総称を指します。このうち、梅雨特有の主な症状は以下になります。

  • ・身体がだるい
  • ・疲労感
  • ・胃腸の不具合
  • ・食欲不振
  • ・意欲の低下
  • ・頭痛
  • ・肩こり
  • ・関節痛

梅雨時に身体がだるいという声はよく聞きますよね。下痢や便秘、腹痛といった胃腸の不具合など、その他の症状も重なれば否応なしに気が滅入ってしまうでしょう。

また、梅雨時はカビやダニ、細菌が蔓延りやすいことから、体調不良が悪化した場合、気管支喘息を発症しやすいともいわれています。気管支喘息は、発作的に咳が止まらなくなったりして一時的に呼吸困難になるなど、とても辛い症状を引き起こす疾患です。

カビや細菌といえば、梅雨時は食中毒にも要注意です。湿気によって食品の劣化も早まりやすく、キッチン周りや食べ物まで、何かと不衛生な状態になりがちです。

精神的な面では、梅雨に起こりやすい気分の落ち込み、心の不調を引きずってしまうと、人によってはうつ病発症にまでつながってしまう可能性もあります。

意外に侮れないのが梅雨時の体調不良なのです。

梅雨に体調不良が起こる原因

雨の日が多くなる、ジメジメする、といったイメージの梅雨ですが、それがなぜ体調不良を引き起こしてしまうのでしょうか。一般的に考えられている原因としては、次のようなものが挙げられます。

■気圧の変化

気圧の状態と人間の身体に関係性があることがわかってきています。バロレセプターと呼ばれる脳内の圧受容器が、気圧によって異なる刺激を受けるそうです。梅雨時の場合は、低気圧の刺激を受け続けることで副交感神経ばかりが優位になり、自律神経のバランスを崩してしまいます。

また、低気圧では空気中の酸素が少なくなります。低気圧のなかで酸欠のような状態になり、しかも梅雨時はそれが続くため、体調不良の原因になります。

■日照不足

梅雨時は空を雲が覆う天気がずっと続きます。当然ながら太陽も隠れてしまい、日光を浴びる機会が減ってしまいます。通常は、朝、日光を浴びることで神経伝達物質のセロトニンが活性化するのですが、梅雨時は天気の影響で充分にセロトニンが分泌されなくなるのです。

セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、自律神経や精神を安定させるのに欠かせない物質です。日照不足によってセロトニンの分泌量が減ってしまうことで、体調不良が起こりやすくなるというわけですね。

■水毒

東洋医学の考え方で、”水毒”というものがあります。水毒とは、体内の水分の代謝が滞ることで様々な体調不良を引き起こす状態を指します。梅雨時は、湿度が高くなることで、実際に体内に余計な水分が溜まりやすくなります。

水分過多の状態では、特に消化器系の不調が起こりやすくなるとされています。この時期によくみられる下半身のむくみもそれが原因でしょう。

梅雨時に健康を保つには?

梅雨が全く気にならない人なら問題ないのですが、梅雨の影響を受けやすい人にとっては、この時期のジメジメした重苦しい感じはどうしても不快なものです。体調を正常に維持するにはどうしたらいいのでしょうか?

●規則正しい生活をする
朝起きて日中に活動、夜になったら寝るという生活リズムは、太古から人のDNAに刻まれてきたものですから、なるべくそれに従いましょう。また、曇りや雨続きでも、朝起きたらカーテンを開け少しでも日光を浴びるということも大切です。

●食事はバランス良く
栄養はバランス良く摂取しましょう。そのうえで、セロトニンの生成を促進するトリプトファンが多く含まれる肉や魚、大豆などのたんぱく質を積極的に取り入れるのも効果的です。

●部屋を清潔に保つ
梅雨時は、布団にダニやカビが蔓延します。運良く晴れた日に布団を干したり、あるいは乾燥機を使うなどして、布団をできるだけ清潔に保ちましょう。もちろん、室内全体の清掃や、キッチン周りを常に清潔にしておくことも重要です。

●余分な水分を出す
体内に溜まった余分な水分を、適度な運動で外へ出しましょう。ジョギングやウォーキングが効果的ですが、天気が悪ければ、屋内での筋トレやストレッチなどでも代謝は促進できます。

対策さえできていれば、梅雨の薄暗い空の下でも意外にポジティブでいられるものです。幸いにも、日本ではこういった時期が永遠に続くわけではありませんから、何事もなるべく前向きに考えて梅雨を乗り切りましょう!

エミタス整体