ウイルスは基本的に暑さに弱いとされているため、新型コロナウイルスの感染拡大は夏になれば収まると予測する声も以前にありましたが、なかなかそのように楽観的にもなれない状況ですね。

そうなると、心配なのが夏から秋にかけての体調管理です。ただでさえ日本の夏の猛暑、残暑は過酷ですから、体力を消耗することで免疫にも影響を与えかねません。

そんなわけで今回は、夏と免疫の関係性、夏の定番料理であるカレーについてまとめてみました。

カレー

夏は免疫力が低下しやすい?

冬のほうが免疫が弱まるというイメージがあるかもしれませんが、実は夏が、一年のうちで最も免疫力が低下しやすいそうです。その最たる原因として挙げられるのが、夏バテでしょう。

 

日本の高温多湿な夏は訪日外国人も驚くほどの暑さで、日々、身体はかなりのエネルギーを消耗します。体温を一定に保つうえで、その調整機能や免疫系を担う自律神経に多大な負担がかかるのです。夏バテになると、倦怠感、思考力低下、食欲不振、下痢や便秘といった症状が現れますが、これはすでに免疫力が低下している状態ともいえます。

また、夏バテにならずとも、夏は大量の汗をかきます。発汗によって、免疫系を支援するミネラル、ビタミン、マグネシウム、カルシウム、鉄分などが流れ出てしまうので、これらが不足した状態が続くと免疫力が弱まってしまいます。

エアコンの使い方も要因になり得ます。熱中症対策としても冷房は使うべきですが、あまりに設定温度を下げすぎると、室内外を出入りするときの急激な寒暖差が自律神経にとって大きな負担となり、免疫力の低下につながる可能性があります。

夏は、食欲の秋に蓄えたエネルギーを使い切る季節ともいわれています。エネルギーが枯渇し夏バテで食欲がなくなっては悪循環ですから、しっかり食べて免疫力を維持したいものですね。

カレーの健康効果

 

夏バテ解消におすすめの定番料理といえば、やっぱりカレーでしょう。そんなイメージのある方も少なくないかと思います。

インド発祥とされるカレーは、1860年代にイギリスから日本に伝わり、今や日本においても国民食といえるほどにまで一般的となりました。ちなみに日本で初めてカレーを紹介したのは、あの福沢諭吉だったそうです。

日本経済新聞によれば、日本では、カレーに使われるペッパー、シナモン、ナツメグ、クローブなどのスパイスは古より漢方薬として利用されていたとのこと。

また同様にインドでも、ターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダー、カルダモンなどのスパイスは、伝統医学であるアーユルヴェーダにおいて医療に利用されていたそうです。

つまりカレーは、身体にとって良い薬であり、究極の健康食ともいえるわけです。様々なスパイスが入ったカレーを食べることで、具体的には次のような健康効果があるとされています。

・食欲の調整
・消化促進
・血流改善
・新陳代謝の活性化
・疲労回復
・抗菌作用
・自律神経の調整
・冷え性の改善

ちなみにこれらは、カレーの健康効果を科学的に検証する「カレー再発見フォーラム」により公開されたもので、東京大学医学部助教授の丁宗鐵氏や、財務省印刷局東京病院・東洋医学センター医長の吉田章氏、脳科学者の茂木健一郎氏などが実験を行ったそうです。

この他にも、カレーの代表的なスパイスであるウコンが二日酔いに効くのはよく知られていますよね。

ただし注意点として、辛さを強烈にした激辛カレーなどは、気管支や胃腸に大きな負担を与える場合があるのでほどほどにすべきでしょう。

カレーで免疫力はアップする?


カレーには様々な健康効果を期待できますが、免疫力という点ではどうなのでしょうか。実際のところ、カレーが直接的に免疫を高めるかということについては特にはっきりとは判明していないようです。

しかしながら、免疫を正常に保つうえで、カレーに含まれるスパイスたちがプラスに働くのは間違いないといっていいのかもしれません。

また、英紙Daily Mailによれば、ウコンに含まれるクルクミンという成分が、免疫系を強化するたんぱく質を3倍に増やす働きをしていることがアメリカの研究で明らかになったそうです。

今の時期ならば、夏に不足しがちな栄養素をバランス良く補ってくれる夏野菜カレーがおすすめですが、カレーには多様な種類があり、使われているスパイスもそれぞれに異なりますから、いろんなカレーを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

免疫力を維持するためにも、まずは夏バテや秋バテにならないよう、特に食事には気を配りたいですね。

 

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