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脊椎側弯症

脊椎側弯症

 

「鏡を見てるとウエストラインに違和感がある…」とか、あるいは「なぜかわからないが背中が痛い」などの症状がある方。それはもしかしたら側弯症かもしれません。

 

側弯症については、診断されて初めて自分の背骨が曲がっていると気付く方もいらっしゃれば、背中や腰が痛む原因を探っていくうちに側弯症であることを知られる方もいらっしゃいます。

 

側弯症は腰背部痛を引き起こす原因になるだけでなく、美容的にも影響がでてしまう病態です。

 

側弯症の症状

 

側弯症とは、特に児童や学生に多い疾患で、正式には「脊椎側弯症」と呼ばれています。その名の通り、脊椎が左右に弯曲してしまう病態です。簡潔にいえば、つまり背骨が横方向に曲がっている状態ということですね。それにより、まず外見上で以下のような症状が現れることになります。

 

・肩や肩甲骨の高さが左右非対称

・左右のウエストラインの高さが非対称

・肋骨や腰部の隆起

 

人の外見はシンメトリーであるほど美しいとされているだけに、側弯症は美容的にも厄介な病態であるといえます。こういった外見上の異常は、やはり背骨が弯曲しているために見られる状態ですが、その弯曲のパターンは人によって異なります。主によく見られるのが次の4つのタイプです。

 

▽胸椎型

背骨の胸の部分、いわゆる胸椎が弯曲するタイプで、側弯症では最もよく見られるタイプです。肋骨が目立つようになるため、発見しやすいとされています。

 

▽胸腰椎型

胸椎から腰椎にかけて弯曲が見られるタイプです。カーブは長く緩やかですが、やはり外見的に目立ちやすいです。

 

▽腰椎型

背骨が腰のあたりで湾曲している状態です。比較的に目立ちにくくなっていますが、上半身の柔軟性を失いやすいタイプです。

 

▽複合型

胸椎と腰椎がそれぞれ左右逆方向に弯曲し、ちょうどS字のようになってバランスを取っているタイプです。カーブは強くなりがちですが、服を着ていれば背骨が曲がっているようには見えず、一番目立たないタイプといえるのかもしれません。

 

各タイプともに、左右の弯曲が10度を超えている場合に側弯症と診断されることになります。また、基本的に、弯曲の度合いが大きくなるほど症状も重くなるとされています。そういった点から、側弯症は大きく分けて次の2つに分類されます。

 

■機能性側弯症

脊柱ではなく、別の要因によって引き起こされる一時的な側弯症です。例えば、左右の足の長さが違っていたり、悪い姿勢をする癖などが原因となります。弯曲は軽度で脊椎のねじれもなく、原因を取り除けば側弯が解消され元通りになります。一時的に外見に影響する以外に、特に問題となるような症状はありません。機能性側弯症は、別名として「非構築性側弯症」と呼ばれることもあります。

 

■構築性側弯症

脊椎のねじれを伴った弯曲が特徴で、背骨が変形したまま固まってしまい元に戻らなくなっている状態です。その変形が高度な場合、以下のような症状が現れるケースがあります。

 

・背中や腰の痛み

・胸部や背中の違和感

・呼吸器障害

・循環器障害

・心理的なストレス

 

最も多く見受けられるのが背中の痛みや違和感で、特に疲労が溜まるほど痛む傾向にあるようです。人によっては、背中だけでなく腰痛の辛さを訴える方も見られます。運動中に息苦しくなるといったように、肺機能や循環器にまで影響が及んでいる場合は、より重度な症状といえるでしょう。

側弯症となる原因

症状が軽度で一時的なものである機能性側弯症と違い、構築性側弯症は日常生活にまで支障をきたす場合がある病態です。

 

構築性側弯症は細かく分類するとその種類は多岐にわたりますが、まず原因がはっきりしているかいないかによって「症候性側弯症」と「特発性側弯症」の2つに分けられます。

 

■症候性側湾症

構築性側弯症のうち、原因がはっきり分かっている病態を症候性側弯症といいます。

 

症候性側弯症である場合、何らかの身体の異常が要因となって脊椎が湾曲する形になります。例を挙げれば、主な症状としては以下のような種類があり、それぞれに発症原因が異なっています。

 

□先天性側弯症

生まれつき脊椎に異常があることが原因となる側弯症です。発育段階で身体の左右の成長差があったり、

背骨を形成する椎体が変形・融合していたり、何らかの先天的異常が原因となって発症します。その変形や融合の状態によって、

先天性側弯症はさらに「単発性側弯症」「多発性側弯症」などに細分される場合があります。

 

□神経原性側弯症

別名「麻痺性脊柱変形」とも呼ばれています。脳や脊髄の異常が原因となる側弯症で、その元となる疾患には、脳性麻痺やポリオ、脊髄空洞症など様々なものがあります。

神経原性側弯症は、成長期以前の異常によって背骨が変形する症状であることから、子どもがなりやすい病気としても知られています。

大人が事故などで脳や脊髄を損傷しても、既に成長期を終えているので神経原性側弯症を発症することはありません。

 

□筋原性側弯症

人間の背骨は、腹筋や背筋をはじめとした様々な筋肉によって支えられ、バランスが保たれています。

筋原性側弯症は、筋ジストロフィーなど筋肉の病的な異常によりこのバランスが崩れ、正常な姿勢を保てなくなることで発症します。

 

□間葉性側弯症

マルファン症候群によって背骨の側弯が発生する場合は、これに該当することになります。

マルファン症候群とは、細胞同士、組織同士を繋ぐ結合部分に異常が現れる病気で、それによって骨格も異常を来した場合に、間葉性側弯症として背骨の変形が起こる可能性があるのです。

ただし、マルファン症候群自体は極めて稀な病気のようです。

 

□外傷性側弯症

事故などで外傷を負った場合に発生する可能性がある側弯症です。これも原因ははっきりしています。

 

■特発性側弯症

X線撮影(レントゲン)やMRIなどの画像診断を用いても原因不明とされる構築性側弯症は、正式には特発性側弯症と呼ばれることになります。

実は側弯症の80%が原因不明とされているため、つまりほとんどの場合がこれに該当することとなります。

 

特発性側弯症は、学校の健康診断で発見されるケースも多いとされています。原因不明の側弯症のほとんどは思春期までの子どもが発症するのです。

そのため、特発性側弯症はさらに、発症時期によって以下のように細分化されています。

 

□乳幼児側弯症

0歳~3歳までの乳幼児に見られる側弯症です。生まれた直後に背骨の変形に気付く場合もあれば、赤ちゃんの定期検診で発見に至る場合もあるようです。

元から背骨に側弯が見られるという点で先天性側弯症と似ている部分がありますが、乳幼児側弯症の場合は画像診断を用いても原因が確認できません。

また、乳幼児側弯症の場合は、その80%以上が自然に治るとされています。

 

□学童期側弯症

3歳~9歳までの間に発症する側弯症で、別名として「若年性側弯症」と呼ばれることもあります。

やはり原因は不明ですが、学童期側弯症の場合は、治療をせず放置しておくとその60%以上が悪化していくとされています。

その一因としては、発育速度のピーク時期であることが関係しているのかもしれません。

 

□思春期側弯症

10歳~18歳頃までの間に発症した場合はこれに当てはまります。特に女子が発症するケースが多いようです。

ちなみに、特発性側弯症の患者さんの85%が女性で、さらにそのうちの90%がこの思春期側弯症であるというデータもあります。

悪化していくか進行がストップするかについては、確率はおよそ半々のようです。

 

これらの時期に側弯症を患ったとしても、症状が軽度の場合は成長期が終われば弯曲もストップします。

具体的には、思春期の時点で弯曲が25度以下の場合、その50%以上は弯曲の進行がストップするようです。

しかし弯曲の度合いが大きかった場合、その後も緩やかに進行してしまうケースがあり注意が必要とされています。

大人の側弯症

 

側弯症を発症する患者さんの8割程度は、基本的には児童や学生さんが中心となっていますが、だからといって大人には関係ないというわけでもありません。

大人になってから側弯症の悩みを抱えることになるケースも実はあるのです。

 

■ストレスによる機能性側弯症

年齢に関係なく誰にでも起こり得るのが、機能性側弯症です。それ自体に特に日常生活に支障を来すような症状はありませんが、外見的にはやはり見栄えは悪くなってしまうかもしれません。

機能性側弯症は、ストレスで身体に何かしらのゆがみが生じている状態であり、言い換えれば、つまりは身体が発しているSOSのサインとも受け取れます。

原因は、他の病気や外傷など様々に考えられますが、不規則な生活習慣や悪い姿勢の癖が要因となる場合もあります。

 

■悪化した特発性側弯症

側弯症の症状である脊椎の弯曲自体は、痛みを伴うことはありません。自覚症状がないため

実際には側弯症が進行していても、成長期の段階でそのことに全く気付かない場合も少なからずあります。

 

治療をせず放置したままの特発性側弯症が進行すると、その症状はやはり悪化していくことになり、気付いたときには重篤な状態になってしまっている可能性も。

 

また、成長期に特発性側弯症を発見できていても、その弯曲が強い場合は同様に症状が悪化し続けてしまうケースがあります。こういった場合、背中や腰の痛み、違和感など不快感を伴う症状が現れます。

 

■加齢で発症する変性側弯症

背骨には、それを形成する組織や骨の一部として椎間板や椎間関節があります。これらは、人によって差はあれど次第に老化していきます。

軽度なら問題ないのですが、老化の状態が酷い場合、椎間板や椎間関節が変性することがあります。

それによって、脊椎が湾曲したりズレてしまったりする場合があるのです。変性側弯症は、50代以上の高齢者が発症するケースが多いことから、別名として「老人性側弯症」とも呼ばれています。

側弯症を治療しないまま放置すると

 

弯曲が高度(50度以上)になった側弯症では、背中・腰の痛みや違和感、外見の著しい悪化による心理的ストレスなどの他に、以下のような重篤な症状が現れるケースがあります。

 

・呼吸器障害

・循環器障害

・寿命が短くなる

 

側弯症が著しく進行し続けると、背骨の重度の弯曲によって肺の容積が小さくなり、それによって肺機能が低下、血流も悪化し、慢性的な換気不全になります。自覚症状としては、呼吸がしづらい、息苦しいというように、とても辛い症状が現れます。

 

そんな状態が続けば心臓への負荷も大きくなっていき、心不全などを患うリスクが極めて高くなります。そこまで重篤になってしまうと、残念ながら寿命の長さにまで影響してしまう危険性もあります。

また、足が動かなくなったり、感覚が麻痺したりといった症状がでるケースもあるようです。

 

背骨は人間の身体の根幹ともいえる重要な骨であるだけに、そこに異常が発生すれば、当然ながら現れる症状も重くなる場合があります。内蔵にも影響を与えてしまうリスクがあることから、側弯症を治療せず放置したままにしておくのはやはり危険であるといえるでしょう。

 

機能性側弯症の場合も、その原因となっている身体のゆがみや疾患を放置しておけば、他の重篤な疾患につながってしまう可能性が全く無いとは言い切れません。

そういった意味では、治療を行うことには充分な意味があるといえます。

側弯症のよくある誤解

側弯症の話題でよくありがちなのが、「側弯症はどうにもできない」という誤解です。症状が進行し続けて背中や腰の痛みまで現れるようになったら、それは当然不安にもなるでしょう。

「この先一生この痛みを抱えていくんだ…」と、ある種の絶望感を抱いてしまう方がいらっしゃるのも仕方のないことです。

 

しかし側弯症の症状は、治療によって改善できる場合があります。

 

もちろん、重篤な症状がでているのなら手術が必要だったり、病院での専門治療を受けることをおすすめしますが、背中や腰の痛みは当院の治療によっても改善できますし

症状が軽度ならば背骨の弯曲自体も正常な位置に近づけることは可能です。

 

また、機能性側弯症であるなら、その原因となっているのは生活習慣や身体のゆがみが影響しているケースがほとんどです。

ですから施術や日常生活の動作を変えていくことで改善していくことも改善例として数多くあります。

 

ただし、脊椎側湾症というのは、背骨が症状の中心となっているだけに慎重な対応が必要でもあります。もしご自身やお子様に側弯症である兆候が見つかったのなら、まずは専門の医療機関にて診断を受けられることをおすすめします。

エミタス整体での施術方法

 

脊椎側弯症の痛みにお悩みなら、ぜひエミタス整体にお任せください。患者さんの身体に負担をかけない優しい施術により、その不快な症状を必ず改善へと導きます。

 

側弯症を発症している場合、背骨が正しい状態でないことで、身体中の様々な筋肉の血流を悪くさせています。あるいは、機能性側弯症のように、筋肉の血流が悪くなっていることで身体がゆがみ

背骨が弯曲する原因になっているというケースもあります。不調を来している筋肉の血流を良くすることで、痛みを上手に逃がす柔軟性のある状態へ導くことができ、ひいてはそれが症状の改善につながるのです。

 

エミタス整体では、施術前にまず身体全体に対する入念な検査を行います。痛みやゆがみの原因となっている箇所は、実は身体のあちこちに存在するものなのです。

通常の治療院や整体院のように、「ここの骨が原因だから」「この筋肉のせいだね」などと、原因を一箇所に限定するのはあまり正しい判断とはいえません。

 

身体全体を診ながら、必要としている箇所ごとに働きかけることで、より効果の高い治療が完成していくのです。治療を進めるごとに、痛みが消え身体が軽くなっていくのを実感していただけると思いますので、施術時はぜひリラックスして身体をお任せください。眠っていただいても構いません。

 

ただ、側弯の進行度合いが重篤である場合は、早い段階で施術をお断りさせていただく場合があります。無理に施術を長引かせて料金をいただくというようなことはいたしませんのでご安心ください。

また、施術が難しい場合も、できる限りのアドバイスはさせていただきますのでお気軽にご相談いただければと思います。

側弯症の治療に関する注意点

側弯症に関する治療を行っていくうえで、いくつかの注意点があります。治療効果が充分にでなくなる可能性がありますので、以下のような行為はなるべく控えましょう。

 

・重い物を持ち運ぶ

・重労働や激しいスポーツ

・うつ伏せや横向きでの就寝

・悪い姿勢

 

スポーツや何か物を持ち運ぶ際は、右半身と左半身、どちらか一方のみに負荷がかかる行為は特に避けるべきです。普段の私物の持ち運びも、肩がけカバンを使用するのはあまりよくありません。

側弯症である場合、既に左右のバランスが崩れている、あるいは崩れやすくなっている状態ですので、そのうえで片側だけに負荷をかけてしまうとさらに症状が進行してしまう危険性があります。可能であれば、少なくとも治療継続中は休養をとることをおすすめします。

 

姿勢については難しいと思いますが、できる限り正しい姿勢に近づけ、それを維持するよう心懸けましょう。就寝時も同様で、なるべく仰向けの状態をキープするのが理想的といえます。

 

また、治療効果を高めるためには生活習慣も重要となります。充分な睡眠、栄養バランスの整った食事をとり、規則正しい生活を送ることが症状の早期改善につながります。食事においては、側弯症の場合、たんぱく質やカルシウムの吸収が悪くなるので、それらを積極的に摂取するよう意識するといいでしょう。

 

脊椎側弯症と診断され背中や腰の痛みにお悩みの方は、ぜひお気軽にエミタス整体までご相談ください。治療によって痛みや症状の改善に貢献できるよう、スタッフ一同、誠心誠意を込めてサポートさせていただきます。