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水分

「脱水症」とは、身体の中を満たしている体液と呼ばれる液体が不足することで、頭痛やめまい、意識障害などの症状を引き起こす病態を指します。

原因は、体液量のバランスの乱れです。例えば、大量の発汗や排泄、出血があったときに充分に水分を補給できていない場合など、体外へ出ていく水分量の方が上回ったときに起こります。

日本の夏はとても暑く、どうしても体外へ出ていく水分量が多くなりがちです。熱中症の一歩手前ともいわれる脱水症には、どのように対処すればいいのでしようか。

脱水症の症状と原因、対処法についてまとめてみました。

 

脱水症の症状

くらくら

次のような症状がでている場合、脱水症の疑いがあります。

・めまい
・ふらつき
・頭痛
・吐き気
・倦怠感
・下痢
・意識障害
・痙攣

めまい、ふらつきといった軽度の症状から始まり、悪化すると頭痛や吐き気が起こります。

さらに進行した場合は、意識障害や痙攣など重度の症状が起こるほか、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞といった命に関わる重篤な病気の引き金になる危険性もあります。

厚生労働省の調査によれば、脳梗塞の患者数は夏が一番多いそうです。その理由として考えられているのが脱水症であり、有名な話として、歌手の西城秀樹さんが48歳のときに患った脳梗塞も原因は脱水症だったそうです。

それ以外でも、熱中症はもちろんですが、心筋梗塞も夏に脱水症で起こるケースが比較的に多いとのこと。

なぜ脳梗塞や心筋梗塞が脱水症で起こりやすいのかというと、体内の水分が減ることで血液がドロドロになり、血栓ができやすくなることが要因であるとされています。

ドロドロ

 

脱水症は悪化するほど危険ですから、身体機能を正常に維持するうえでは、できれば初期段階である”かくれ脱水“のうちに対処することが大切です。

 

 

かくれ脱水とは?

かくれ脱水とは、脱水症の一歩手前のような状態を指します。

特にこれといった症状がでないため、脱水症になりかけていることに本人も気づかない場合があります。

かくれ脱水の症状としては、大量の発汗、集中力の低下、食欲不振、脱力感のほか、めまいや立ちくらみ、足がつるなどの症状が現れることも。かくれ脱水の症状は夏バテと被っている部分もあるため、本人もただの夏バテとしか思っていないかもしれません。

しかし、水分補給をしないなど放置すればやはり悪化していき、最終的には重篤な病気へ連鎖してしまう危険性があります。

脱水症の対処は、かくれ脱水のうちに適切に行なっておくべきでしょう。

 

 

脱水症の原因

脱水症が起こる原因は、体液量のバランスの乱れにあります。

人体の機能は、血液、リンパ液、唾液、粘液、汗、消化液などの体液によって維持されています。通常、体内に供給される水分量と体外へ出ていく水分量は同程度ですが、このバランスが崩れると脱水症が起こります。

正常であれば、人間の身体を体液が占める割合は、子どもは体重の70%、大人では60%、高齢世代では50%とされています。体外へ出ていく水分量が上回るとこの割合が減少し、身体の様々な機能が不調をきたすようになるのです。

脱水症は、下記のような要因で体液量が減少しているときに、充分に水分補給ができていない場合に起こります。

・大量の発汗
・多尿
・下痢
・出血
特に要注意なのが高齢世代です。

他の世代に比べもともと体液量が少ないうえに、加齢による食欲減退、内臓機能の低下などが影響するからです。
また、感覚機能の低下や認知症などで、のどの渇きに鈍感になりがちなのも脱水症になりやすい原因といえるでしょう。

 

 

脱水症の対処法

脱水症は、悪化すれば生命の危機にもつながってしまう疾患です。かくれ脱水などの兆候がみられたら、できるだけ早めに対処を行いましょう。

また、普段から脱水症の予防を意識することも大切です。

 

●こまめな水分補給

水分補給

最も効果的な予防法は、水分補給です。

汗をかくとミネラルも失われていくので、予防にはスポーツドリンクでの水分補給がおすすめです。
水で水分補給を行う場合は、1日2L程度が目安とされています。ちなみに脱水症になってしまった際の対処法としては、経口補水液が有効です。
注意点として、カフェインを含むコーヒーや緑茶、アルコールは利尿作用があるので、脱水症対策としては逆効果になってしまいます。

 

●室内環境を調整する

空調

 

暑いのをただ我慢して大量に汗をかくと、それだけでも脱水症のリスクが高まります。
暑い夏に室内で過ごすなら、無理せずエアコンなどを使用し室内温度を適切に保ちましょう。
特に就寝中は水分補給が長時間できないこともあるので注意すべきです。

 

●医療機関を受診

重度の脱水症で意識障害や痙攣が起こっている場合は、水分補給だけではもうどうにもならないケースもあります。速やかに医療機関を受診し、医師の判断を仰ぎましょう。

見落としがちな「かくれ脱水」夏本番になる前のこの時期から、身体の変化に気をつけましょう。

脱水症

 

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