季節が夏から秋に移ろい、だんだんと涼しくなりやっと過ごしやすくなる頃ですが、これからの時期は「秋バテ」が起こりやすいことでも知られてますね。

秋バテの症状は、全身のだるさ、食欲不振、思考力低下、下痢や便秘などです。

夏バテとの違いは、これらのほかにも、血行不良、抜け毛増加などの症状がみられることです。

主な原因は、気候が夏から秋へ移り変わる際の寒暖差による、自律神経の乱れとされています。

株式会社セブンイレブンジャパンが実施した「秋バテの自覚や対策に関する意識調査」によれば、”夏から秋の変わり目で体調を崩した経験”について、”ある”と回答した人は71%にも上るそうです。

 

秋バテの症状

気候が秋に移り変わっていく9月頃に、身体がだるい、疲れやすい、食欲がでない、無気力といった状態にある場合、秋バテの疑いがあります。秋バテになると、主に次のような症状が現れるとされています。

・全身の倦怠感
・食欲不振
・思考力低下
・下痢、便秘
・めまい
・立ちくらみ
・肩こり
・頭痛
・血行不良
・抜け毛増加

秋バテの症状は夏バテと大体同じでほとんど違いはありませんが、ただ少し特徴的なのが、抜け毛が増加する可能性があるという点です。この症状は秋バテのみにみられるもので、夏季の紫外線や汗による頭皮への負担が要因となるそうです。

秋バテは、文字通り身体が弱ってバテてしまい、免疫力が低下した状態ですので、風邪をはじめとした様々な疾患の発症につながる危険性もあります。

また、悪化した場合には、過敏性腸症候群、喘息、季節性うつ病などのリスクが高まるともいわれています。

秋バテの原因

秋バテになる原因としては、夏から秋へ気候が移り変わるなかでの寒暖差や、夏に身体に負担をかけすぎたことによる内臓へのストレスなどが挙げられます。

■気候の寒暖差

蒸し暑い夏から涼しい秋へと移行していくなかで、気温は大きく変化していきます。日中はまだ暑く夜間は涼しい、というように昼夜の寒暖差も大きくなり、それが毎日繰り返されることで身体に多大な負担がかかります。

人間の身体は体温を一定に保とうとしますから、気候の寒暖差に適応するために多くのエネルギーを消耗するのです。

体温を一定に維持する働きは、自律神経が担っています。そのため、負担が大きくなって対応しきれなくなると、自律神経のバランスが乱れてしまうわけです。これについては「寒暖差疲労」とも呼ばれています。

秋バテの症状のうち自律神経の乱れが原因となるのは、全身の倦怠感、疲労感、睡眠障害とされています。

■夏のストレス

夏に身体を冷やし過ぎたり、あるいは夏バテだったりすると、秋にまで引きずってしまうケースがあります。夏のストレスの蓄積が秋バテを引き起こしてしまうのです。

夏クーラー衣服で調整する女性イラスト

近年の日本の夏は異常なほど暑いですから、冷房をかけたり冷たいものを飲食したくなるのも当然ですが、あまりに冷やし過ぎると内臓まで冷えてしまい、その結果として秋になってから身体に不調が起こる、あるいは夏バテになって秋まで引きずる場合があります。

秋バテの症状うち身体の冷えが原因となるのは、下痢や便秘、肩こり、血行不良などです。ちなみに夏の強い紫外線による抜け毛増加も、原因は夏のストレスであるといえるでしょう。

秋バテの防止対策

秋バテを防止するには、どのような対策が効果的なのでしょうか。

●身体を温める

気温が下がったのにもかかわらず、夏と同じように身体を冷やし続けていては、調子を崩してしまいます。秋バテ防止には、むしろ身体を温めることが効果的です。

一日の終わりにはなるべく湯船に浸かり、身体を芯から温めましょう。ちなみに、37〜39℃のぬるま湯にゆっくり浸かるのが良いといわれています。

また、日中など暑さを感じるときに冷房を使う場合は、設定温度を上げて身体を冷やし過ぎないよう注意すべきでしょう。

入浴で体を温める

●栄養のある食事

ビタミン、ミネラルなどを含む栄養豊富な食材を積極的に取り入れましょう。基本的には、旬の食材が、その季節に身体が必要とする栄養素を多く含むそうです。

ちなみに秋が旬で秋バテに有効な食材としては、カボチャ、さつまいも、人参、きのこ類、鮭、山芋、里芋などが挙げられます。また、生姜など身体を温める食材も効果があるとされています。

調理法も、冷たいまま食べるよりは、やはり鍋やスープなど温かい料理にしていただくのがベストです。

●適度な運動

秋バテを予防するには、身体を動かすことも大切です。適度な運動を行うことで、自律神経の調子が良くなり秋バテの症状を防ぎます。

特にジョギングやウォーキングをはじめとした有酸素運動が効果的で、定期的に続けることで効力を発揮します。

ただひとつ注意点として、常に水分補給を忘れないようにしましょう。秋でも、熱中症になることがあります。特に高齢者は要注意です。夏に比べ涼しくなったからといって、油断してはいけません。

秋を健やかに楽しむためにも、夏が終わったからといって油断せず、秋バテに悩まされることのないよう気をつけたいですね。

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